次: 文法・構文(工事)
ProtoFluxにおける「ソースコード」
やや分量がありますが、今後の説明のために最低限の言葉を確認します。
- ProtoFluxではノード同士をワイヤーで繋げて式、プログラムを構築します。
- そのため、記述方法、プログラムの共有方法が一般のプログラミング言語とは大きく異なります。
- ノードは、「他のノードと接続できる、何らかの機能を持つブロック」と表せます。
- ノードは少なくとも一つ以上のコネクタを持ちます
- ワイヤーは、ノード同士を接続する線です。ノード同士の関係性を表します。
- あるノードの出力コネクタと別のノードの入力コネクタの間にワイヤーを繋げることができます。
- ほとんどの場合、左から右へ、ノードを使ってデータに加工を重ねるようにして記述します。
- データを素材にした工場の加工ラインのようなものです。
- 別にノードの位置関係によって性質が変化するような機能はないのですが、見やすさのために普通は左から右にデータが流れるように記述します。
- ProtoFluxノードは普通次のような規則に従います。
- 左から入力
- 右から出力
- 一部、特殊な記法がありますがそのとき説明します。
ノードブラウザを開く
- Proto Flux Toolを装備した状態でコンテクストメニューを開きましょう
- Proto Flux Toolを装備したとき固有の項目が確認できます
- オーバービュー切り替え
- ノードブラウザ
- ノードブラウザをクリックしましょう。
- 以下のようなウィンドウが出現します。
ノードを構築する
‣
(折りたたみ)Resoniteの基本的な操作方法の確認
ProtoFlux説明の本筋とは関係ないので必要に応じて確認してください。
- 次のような簡単なプログラムを組んで、ProtoFluxの操作を覚えましょう。
ノードを配置する
- まず、「String Length」ノードをワールドに配置しましょう。
- ノードブラウザ上でノード名をダブルクリックして配置するノードを選択しましょう。
- ノードブラウザを開いて、「Strings >」をダブルクリック
- 開いた中にある「String Length」をダブルクリック
- ノードやカテゴリは、上からアルファベット順に並んでいます。
- デスクトップモードでは画面の左上に、配置するノード名が表示されます。
- VRモードでは、装備したFlux Tool Tipの上に表示されます。
- 何もないところに向かってダブルクリックをすると、ノードが出現します。
String Lengthは文字数をカウントする機能をもつノードでしかないので、文字列を入力し、計算結果をどこかで表示しないといけません。
なので
- 文字列を入力するノード(入力ノード)
- 出力された値を見るノード(ディスプレイノード)
をつなげましょう。
- ノードのコネクタに照準を合わせ(レーザーを向け)、プライマリを押すと照準に向かってワイヤーが伸びます。
- ワイヤーを伸ばした状態でセカンダリを押すと、いま伸びている部分にノードが産まれます
- 入力コネクタからワイヤーを伸ばしていた場合、入力ノードが出現します。
- 出力コネクタからワイヤーを伸ばしていた場合、ディスプレイノードが出現します。
- 「型」の詳しい説明はまた後でしますが、これはデータの種類、分類のことです。
- 入力ノードには型の範囲内で好きな数値を入力できます。
- 例えばint型など、数値型の入力ノードに日本語などの文字を入力すると、勝手に
- nullと書かれている部分にはテキストが入力できるので、そこに好きな文字が入力できます。
- VRモードの場合、Resoniteのバーチャルキーボードで入力できる。
- ProtoFluxであるかないかに関わらず、Resoniteでのテキスト入力方法はこれです。
‣
入力ノードになにか書いてみましょう。文字数に応じてディスプレイノードの数字の数が変化するのがわかります。
ノードを分岐させる
一つの出力コネクタから、複数の入力コネクタにワイヤーを繋げることができます。
ワイヤー上に照準を合わせてグラブ操作を行うと、ワイヤーにリレーノードが出現します。
リレーノードは、入力された値をそのまま出力する、何の機能も持たないノードです。
- ProtoFluxを組み上げるとき、ワイヤーを整理するために使われます。